芸術文化学部

芸術文化の「つくり手」「つかい手」「つなぎ手」を育成する

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芸術文化学部は芸術文化に対する感性と幅広い分野の知識?技術を活用し、人間と自然や社会との関わり方を見つめ、そこに存在する数々の問題を発見し、解決しようと自発的に行動する意欲的な人材の育成を目的としています。
芸術文化に関わる各専門領域の教育を行う一方で、社会環境の変化や地域からの多様なニーズに柔軟に対応できるよう、幅広い教養が身につくカリキュラムと独自の履修システムによる融合教育を行っています。

学部長挨拶

歴史ある都市で芸術文化を学ぼう

芸術文化学部長
長柄 毅一

芸術文化学部のある高岡には、瑞龍寺並びに勝興寺の二件の国宝建造物をはじめ、国史跡である高岡城跡があり、江戸時代初期から続く鋳物や漆器産業を有するなど、芸術文化を学ぶには最適の環境にあります。一方、デジタル技術の著しい進歩により、我々の暮らしは大きく変わろうとしており、これまで、腕の立つ職人の独壇場だった世界においても次々とAIを搭載した先端的なものづくり技術が進出してくると思われます。今後、到来する新しい社会(Society5.0)の中でAIと共存しながら末永く活躍するためには、創造力とコミュニケーション力に秀でることが大切であり、 芸術文化を学ぶことはひとつの有効な選択肢です。

歴史都市高岡において、様々な伝統文化や作品群に触れながら地域社会と連携して学ぶことで、急速に変容していく社会に対応できる柔軟な思考力と豊かな創造力を磨いてみませんか。皆さんと高岡キャンパスで会えることを楽しみにしています。

学科紹介

芸術文化学科

『芸術』だけでも
『文化』だけでもない
『芸術文化』という概念

『芸術』は、創造や美の追求という行為によって人々の心を刺激します。
『文化』は、自然環境を土台とした生活や産業の蓄積からつくられます。
機械に象徴される物質的な『文明』が、生活に浸透していく中で精神的な『文化』として定着していく。その定着の速度を速め、あるいは深める上で『芸術』は大きな助けになります。 『芸術』はどこか近寄りがたいイメージが固定化していますが、ここに『文化』を組み合わせた時、『芸術』が社会に対して果たすべき役割や、その潜在力が明らかになります。 素晴らしい作品をアトリエに眠らせておくのではなく、日常の中で触れられる機会をつくる。毎日使う道具や過ごす空間を、魅力的で愛着が持てるようにする。『芸術』と『文化』とを相乗させることで、社会が求める『質』の向上が達成できるのです。
『芸術』だけでも『文化』だけでもない、『芸術文化』という概念。本学科では、その担い手を育成しています。

『つくり手』+『つかい手』+『つなぎ手』
3つの素養をバランス良く身につけた人材育成。

芸術文化を社会に役立てていくためには、創造的活動を通して社会に豊かさを提供する『つくり手』だけでなく、既存のモノやコトを深く理解し、使いこなしていける『つかい手』、さまざまな要素をつなげて新たな価値を提案できる『つなぎ手』の素養を、バランス良く備えた人材が求められます。芸術文化学科では、三者に共通する基礎能力を『芸文コア』と位置づけ、どの専門領域を志望しても、感性、創造力、責任感、地域からの学修力、実践力が身につけられるよう横断的な教育を提供する『融合教育』と、地域と連携した『実践教育』を推進しています。