新入生医療学研修の感染対策として,入学したての300人が自ら抗原検査を実践低学年から取り組む新型コロナ検査実習微生物を瞬時に検出する質量分析20情報通信技術(ICT)を活用した医療人教育「感染症医療人材の養成」と「地域医療人材の養成」医学部では,学習管理システム(Moodle)を用いた学修のオンライン化に先駆けて取り組んでいたことにより,コロナ禍でもオンライン授業へスムーズに移行できました。対面型とオンライン型の良い面を組み合わせて学修に活用し,講義のみならず,心肺蘇生講習会,臨床実習,グループ討議,試験など,新しい学修法に学生と教職員が協力して取り組んでいます。また,実技の訓練の際に用いる医療用シミュレータでは,各自のスマートフォンを用いて学生同士で評価する仕組みも取り入れています。医療人には,お互いの役割を理解し,コミュニケーションをとる能力も必要です。医学?薬学?看護学合同でのオンライン演習も導入しています。富山大学は,文部科学省から様々な人材養成事業に選定されています。「感染症医療人材養成事業」では感染症教育により地域の感染制御の即戦力となる感染症医療人材を養成しています。2022年からの「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」では,全国3か所の拠点のひとつとして,最先端の機器に触れながらコロナで大きく変わった検査を学修したり,感染対策に必要な知識や技術を修得できる環境がより充実しました。また,2023年からの「ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業」では,新潟大学とともに呉東地区,糸魚川地区,上越地区を中心として地域医療を担う人材を両大学が協力して積極的に養成していくことになりました。修得した知識や技術を社会還元するところまでを学修することで,地域社会のニーズに傾聴でき時代に合わせて対応できる人材の養成に取り組んでいます。TOPICSポストコロナ時代の医療人養成
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