第43回「人文知」コレギウム
開催日時
2025年6月25日(水)15時00分~17時00分
開催場所
人文学部1階 大会議室
概要
富山大学人文学部では、この度、第43回「人文知」コレギウムを開催いたします。
15時00分~16時00分
須永 修枝(国際関係論?講師)
「ロンドン在住のソマリランド人女性による「政治参加」:日本との共通点?」
○須永 修枝
「ロンドン在住のソマリランド人女性による「政治参加」:日本との共通点?」
本報告は、ロンドン在住のソマリランド人女性による「政治参加」について、報告者が実施した調査結果をもとに論じる。ソマリランドは、アフリカの東側に位置する未承認国家である。ソマリランドがイギリスの保護領であったことから、とりわけロンドンには多くのソマリランド人が居住している。「男性の領域」とされる政治に対し、女性たちはどのように変化を起こそうとしているのか。そこでの課題はなにか。本報告ではソマリランド人女性たちが直面している課題を明らかにしつつ、日本が抱える問題との共通点についても検討したい。
16時00分~17時00分
安藤 由香里(教養教育院?教授)
「フランスの食品廃棄禁止法から日本社会への適用は可能か:レンヌ第2大学の現地調査から富山大学での学生への無料食品配布の可能性を考える」
○安藤 由香里
「フランスの食品廃棄禁止法から日本社会への適用は可能か:レンヌ第2大学の現地調査から富山大学での学生への無料食品配布の可能性を考える」
本報告は、安全に食べられるのに廃棄されている食品を必要とする者に届ける制度について、2025年2月のフランス調査に基づき日本の課題を検討する。フランスは、2016年食品廃棄禁止法で、店舗面積400㎡を超える大型スーパーに大学などへの寄付を義務付けている。レンヌ第2大学はキャンパス内に冷蔵庫を保有し、無料で学生らに食料を配布している。富山は2017年から食品ロス削減推進計画を実施し、スーパー?アルビス「もったいないコーナー」など食品ロス削減に積極的である。富山の強みを活かし、物価高騰による学生の経済的不安を払拭し、より良い学修環境を整えるために、富山大学発でレンヌ第2大学の取り組みが可能か参加者と共に検討したい。
備考
- 本研究会は対面で開催いたします。オンライン配信はございません。
- 一般の方や学生の聴講も可能です。多くの方々のご参加をお待ちしております。
- 参加費は無料です。
お問い合わせ
富山大学五福高岡地区事務部人社系総務課(人文学部担当)
- TEL:076-445-6131
- E-mail:
- ウェブサイト:富山大学人文学部