イベント情報

第39回「人文知」コレギウム

開催日時

2024年11月20日(水)15時00分~17時00分

開催場所

人文学部1階 大会議室

概要

富山大学人文学部では、この度、第39回「人文知」コレギウムを開催いたします。

15時00分~16時00分
喜田 裕子(心理学?教授)「不登校支援におけるチーム学校の協働性を地域ぐるみで活性化する取り組み -〈立山町見守りシステム〉10年間の実践報告-」

児童生徒が抱える課題の多様化が進む昨今、生徒指導に係る支援では、従来、学校組織の「個業化」傾向改善と早期対応の必要性が指摘されてきた。そこで立山町教育委員会とともに、不登校支援における小中学校のケースマネジメント機能強化に、地域ぐるみで取り組んだ。いわばコミュニティ全体を対象としたシステム形成型アプローチによる心理臨床実践といえる。これまでの実践を報告し、成果と課題を検証したい。

16時00分~17時00分
次田 瞬(哲学?講師)「大規模言語モデルと言葉の意味理解」

大規模言語モデル(LLM)は、質問応答?文書の要約?翻訳?プログラミングなど、高度な言語処理をきわめて流暢に行うことができる。それでも、LLMによる言葉の意味理解は依然として表面的ではないか、という直観もある。その場合、言葉の意味理解に関して、人間にあってLLMに欠けているものは何か、という問題が生じる。この問題の答えは一つとは限らないが、本講演では、模範的な言語使用からの逸脱に対する弁明可能性という回答を提案する。

備考

  • 本研究会は対面で開催いたします。オンライン配信はございません。
  • 一般の方や学生の聴講も可能です。多くの方々のご参加をお待ちしております。
  • 参加費は無料です。

お問い合わせ

富山大学五福高岡地区事務部人社系総務課(人文学部担当)