薬理学Ⅰ(2年後期)/薬理学Ⅱ(3年前期)~工学部でも「薬理学」を学んでみませんか?~
掲載内容は当時のものです。
皆さんが普段飲む薬、例えば風邪薬が、どのようにして熱を下げるのか、どのようにのどの痛みを和らげるのか、考えながら飲んだことはありますか?飲んだ薬は体のどこに行き、どのようにしてその効果を発揮するのでしょう?なぜ副作用が起きるのでしょう?それを解き明かす学問が、「薬理学」です。
「薬理学」を学べるのは、薬学部や医学部に限ったことではありません。実は工学部?生命工学コースでも「薬理学」が学べます。私が担当するのは「薬理学Ⅰ(2年後期)」と「薬理学Ⅱ(3年前期)」。薬理学Ⅰではまず、薬と体の関係を基礎からしっかり学び、薬理学Ⅱでは代表的な疾患について、なぜ薬がその疾患に効果があるのかを学びます。
私の講義の特徴は3つ。
1つ目は、配布プリント。いたるところが穴埋めになっており、講義を聞きながら、プリントの穴埋めをしていきます。そしてそのプリントをすべて揃えファイルに閉じると、まるで一冊の参考書になったかのように仕上がります(言い過ぎ?)。【写真1】
2つ目は、板書。講義ではたくさん板書しますが、なるべく図を多く、文字を少なくすることにより、視覚で薬の作用メカニズムを理解できるように工夫しています。そしてせっかくがんばって書いた板書なので、写真撮影OKにしています。【写真2、3】3つ目は、適度な休憩。90分の講義は、疲れますよね。講義するほうも疲れます。適度に休憩を入れ、時事ネタ?小ネタを挟むようにして、学生さんが楽しく講義に参加できるような場を提供しています。
私の講義(ほかに遺伝子工学という講義も担当)は、学生さんに常に頭と手を動かしてもらうので(ホワイトボードとプリント?ノートの往復)、眠る間がありません。その代わり、難しい学問をなるべく分かりやすく理解してもらう工夫と、飽きさせない工夫をし、授業の満足度?理解度の向上に努めています(おかげさまで、6年連続で学生が選ぶザ?ティーチャーに選出されています)。
皆さんもぜひ、工学部で「薬理学」を基礎から一緒に学びませんか?
- 教員名/髙﨑 一朗
- 学部/工学部
- 対象/学部:工学部工学科生命工学コース 学年:2年後期、3年前期
- シラバス/薬理学Ⅰ [PDF, 152KB]
※ 記事掲載時点でのシラバスです。 - 研究室英皇娱乐集团ページ/生体情報薬理学研究室、生体情報薬理学研究室