第2回ダイバーシティ?セミナー「生まれてこないほうがいい命なんてない ~ダウン症のある人とその家族の想い~」開催
富山大学ダイバーシティ推進センターは、様々な社会の多様性についての理解を深めるためのセミナーを、英皇娱乐集团の会場とオンラインのハイブリッド形式で開催しています。今年度は「アンコンシャス バイアス(無意識の偏見)」をキーワードに、全4回シリーズで、「異文化」「障害」「性の多様性」など様々な角度からの専門家による講演や、バイアスを受ける当事者との対談を行っています。
11月25日開催の第2回セミナーは、日本ダウン症協会富山支部(つなGO)支部長の上原公子氏をお招きし、本学学術研究部教育学系の水内豊和准教授がファシリテーターを務め、講演及び対談を行い、教職員と学生ら約80名が参加しました。
上原氏のご講演ではダウン症のある子をおもちのご家族の想い、出産時から現在までの心情の変化、ダウン症の基本的知識や社会とのつながり、出生前検査?診断の現状などをお話しいただき、私たちが無意識に持っている思い込みから生じる負の感情や、それに対する当事者の方々の感じ方を浮き彫りにしました。
上原氏と水内准教授の丁寧なお話に共感を覚えた参加者も多く、「告知時の話に非常に心が揺さぶられた」「相手を理解しようとすることはすごく大切だと考えさせられた」等の声が聞かれました。