齋藤滋富山大学長がタイ?チュラロンコン大学、チュラロンコン王記念病院及び独立行政法人医薬品医療機器総合機構アジア事務所を訪問
齋藤学長一行は、9月8日から10日の間、
- チュラロンコン大学(9月9日及び9月10日)
- チュラロンコン王記念病院(9月10日)
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(9月10日)
を訪問し、
- チュラロンコン大学薬学部との意見交換
- 富山大学リエゾンプロフェッサー委嘱
- 富山大学リエゾンオフィス開所
- 和漢医薬学分野での臨床治験及び社会実装を見据えたシンポジウムの開催(富山大学リエゾンプロフェッサー?アセンブリ)
- チュラロンコン大学医学部との意見交換
- チュラロンコン大学臨床研究センター視察
- チュラロンコン王記念病院視察
- チュラロンコン大学タイ国立霊長類研究センターとの意見交換
- 独立行政法人医薬品医療機器総合機構との意見交換
を行いました。
チュラロンコン大学は、1917年に設立され、19学部10研究機関、学生数約3万7千人を有する総合大学です。
この訪問は、長年、チュラロンコン大学薬学部Varisa Pongrakhananon准教授と共同研究を行ってきた和漢医薬学総合研究所早川芳弘教授、グローバル研究者形成拠点Ishwar Parhar特別研究教授の協力により実現しました。
そして、富山大学の強みである和漢医薬学分野の研究力の卓越性を活かし、国内外における本学のプレゼンスを示し、目指すべき本学のヴィジョンに向けて、大きく前進することができました。
富山大学訪問メンバーは以下のとおり。
- 齋藤 滋 学長
- 北島 勲 理事?副学長
- Ishwar Parhar グローバル研究者形成拠点?特別研究教授
- 早川 芳弘 和漢医薬学総合研究所長
- 東田 千尋 和漢医薬学総合研究所?副所長
- 中條 大輔 富山大学附属病院?副病院長
- 貝沼 茂三郎 富山大学医学部?教授
- 清水 貴美子 国際機構?教授
- 吉川 朋子 国際機構?准教授
- 西尾 武 国際課長
- 山田 祥 国際課?係長
- 寺島 拓也 国際課?主任
- 小竹 香 芸術系総務?学務課?係長
- 庄田 奈都紀 人社系学務課?主任
9月9日、富山大学一行は、チュラロンコン大学薬学部を訪問し、富山大学リエゾンプロフェッサー委嘱、富山大学リエゾンオフィス開所、及び和漢医薬学分野での臨床治験及び社会実装を見据えたシンポジウム(富山大学リエゾンプロフェッサー?アセンブリ)の開催を行いました。
午前は、チュラロンコン大学副学長?薬学部長Pornanong Aramwit教授と齋藤学長の挨拶に始まり、両大学の紹介の後、チュラロンコン大学薬学部に新たに開所する富山大学リエゾンオフィスに関する覚書の締結を行い、富山大学リエゾンオフィスを開所しました。その後、齋藤学長からチュラロンコン大学薬学部Varisa Pongrakhananon准教授に本学とチュラロンコン大学の架け橋となる富山大学リエゾンプロフェッサー委嘱状をお渡ししました。
富山大学リエゾンプロフェッサーVarisa Pongrakhananon准教授、富山大学リエゾンオフィスを中心に、本学との国際交流が活発になることが期待されます。
午後からは、富山大学リエゾンプロフェッサー 3名
- Varisa Pongrakhananon 准教授 チュラロンコン大学薬学部
- Yaowared Chulikhit 准教授 コンケン大学薬学部
- Pornthip Waiwut 准教授 ウボンラーチャタニ大学薬学部
がチュラロンコン大学に会し、“Natural products: Basic research to clinical application”と題した和漢医薬学の基礎研究分野及び臨床治験分野をテーマとして特別シンポジウム(富山大学リエゾンプロフェッサー?アセンブリ)を開催し、研究者や学生約40名が参加しました。
チュラロンコン大学副学長?薬学部長Pornanong Aramwit教授の開会あいさつ後、富山大学リエゾンプロフェッサー、和漢医薬学総合研究所長早川芳弘教授、同東田千尋教授をはじめとした和漢医薬学分野の研究者による研究紹介が行われました。
研究発表後、基礎研究分野、臨床治験分野の共同研究から社会実装に向けた課題や方向性などについて、活発な意見交換が行われました。
9月10日、富山大学一行は、チュラロンコン大学医学部との意見交換、チュラロンコン王記念病院視察、及びチュラロンコン大学タイ国立霊長類研究センターとの打合せを行いました。
午前、チュラロンコン大学医学部では、齋藤学長による挨拶に始まり、チュラロンコン大学副学長Rungsun Rerknimitr教授による挨拶及びチュラロンコン大学医学部研究担当副学部長Thanyawee Puthanakit教授によるチュラロンコン大学医学部の紹介があった後、留学生の交換留学、研究者交流、臨床研究に係るセミナー開催、及びサバティカル研修を利用した研究留学等、多岐に渡るトピックにおいて具体的な議論が行われました。
その後一行は、チュラロンコン王記念病院を視察し、Rungsun Rerknimitr副学長とThanyawee Puthanakit副学部長から、チュラロンコン大学臨床研究センター等、各施設を紹介いただきました。
さらに、チュラロンコン王記念病院視察後、富山大学一行は、チュラロンコン大学タイ国立霊長類研究センター(NPRCT-CU)との意見交換を行いました。
NPRCT-CUディレクターの Schinda Malaivijitnond教授から、NPRCT-CUの概要や研究内容の紹介、またタイ国内における前臨床試験に係る規制等について詳しく説明いただいた後、活発な意見交換を行いました。
本学グローバル研究者形成拠点イシュワ特別研究教授は、長年、Schinda教授と共同研究を行ってきました。その経験から、和漢医薬学分野をはじめとした様々な研究分野において、NPRCT-CUとの連携が今後の研究活動の推進には不可欠であるため、今回のディスカッションが実現しました。
同日午後、富山大学一行は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構アジア事務所(PMDAアジア事務所)を訪問し、北原所長と面談しました。北原所長からPMDAの活動について紹介いただいた後、齋藤学長から、富山大学が推進する和漢医薬学分野の国際共同研究の紹介を行うとともに、社会実装に向けたPMDAアジア事務所との連携の必要性を説明し、本学との連携協力について意見交換を行いました。