大学の正門から入って右手にある楕円形の白亜の建物は黒田講堂と呼ばれ、学内の各種講演会、公開講座、学会?研究会及び学生のサークル活動などで広く利用されています。
初代の黒田講堂は、ふるさと富山をこよなく愛し、ふるさとの高等教育の充実と富山大学の発展を願った富山市出身の黒田善太郎氏(当時、株式会社黒田国光堂社長)の全額寄附により、昭和三十二年十一月に建てられました。昭和四十年十二月には、同氏の長男である黒田暲之助氏(当時、コクヨ株式会社社長)の寄附により増築され、三十年余にわたり本学の発展と歩みをともにしました。
今の黒田講堂は、平成元年十一月、先代の遺志を受け継いだ黒田暲之助氏(コクヨ株式会社会長)、黒田靖之助氏(コクヨ株式会社前社長)並びにコクヨ株式会社の全額寄附により新たに建設されたものです。
講堂に入って右手の壁の銘板には、黒田善太郎氏が記した「天職を全うせよ」と本学学生の成長を祈る一文が刻まれており、今も本学の発展を見守っています。
使用料は毎年改定します。「富山大学黒田講堂利用のお知らせ」記載の使用料は、令和6年10月1日(火)~令和7年9月30日(火)の利用について適用します。